診療案内
◆一般歯科
審美歯科とは、単に見た目の美しさを整える白い歯を入れれば良いという事ではありません。きちんとした診療・治療の延長上に審美・美容というものがあり、患者さんの肉体的及び精神的健康の回復と維持を目的としています。
審美歯科治療は、セラミックやハイブリッドのさし歯、歯のホワイトニング、特殊義歯等によって審美回復を行います。(矯正治療やインプラント治療が併用される事もよくあります。)
【インプラント】
失ってしまった自分の歯の替わりに、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯を作製して噛み合わせを回復する治療法です。インプラントは固定性である為にガタついたりせず、自分の歯のように噛めるようになります。
インプラントは、生体との親和性が高いチタンという金属で造られています。インプラントと顎の骨がしっかりと結合すれば、 その上には丈夫で安定した歯を作る事ができます。
入れ歯ではどうしても満足する事が難しかった 「食べる・話す」 事も、インプラント治療によりご自分の歯と同じような感覚を取り戻す事ができます。
【歯周病(歯槽膿漏)】
歯周病とは、歯肉に炎症が引き起こされ、放置しておくと膿が出たり、口臭がひどくなり、最後には歯が抜け落ちてしまう病気です。
歯周病の怖いところは、虫歯と違って初期段階では痛みを感じることが少ない(自覚症状がない)と言う事です。
歯を支える組織は、歯肉や骨(歯槽骨)などから形成されています。
◆小児歯科
健全な歯を育てる為のお母さんの役割りは、乳歯が生える以前から既に始まっています。お腹の中にいる時から、赤ちゃんの乳歯はもうできはじめ、乳歯が顔をのぞかせる頃には永久歯が育ち始めています。また、生えたばかりの歯は非常に虫歯になりやすい状態にあり、小児歯科治療は、ただ単にお子さんの虫歯を治療するだけではなく、お子さんの健やかな成長を歯科医師の立場から支援し、「お母さんといっしょに、健康で丈夫な美しい歯を育てていきたい」と考えています。
乳歯から永久歯に歯が生え替わるときの早い段階で、歯並びが悪くなる兆候を見つけ、成長の手助けをしてやる簡単な矯正治療を咬合誘導といいます。咬合誘導は歯がすべて生えてからの矯正とは違い抜歯したり、無理矢理歯を動かしたりといったものではありません。成長の手助けをするというものなので、装置も単純で期間も短く金銭的にも少なくすみ、矯正終了後の歯並びは後戻りも少なく安定しやすいです。
◆シニアの方へ
体の不自由な方の中に、歯科医院に通院したくても出来ない方が、たくさんいらっしゃいます。現に、2005年日本歯科総合研究機構の発表では、要介護者の約2割しか満足いく歯科治療を受けていないというデータがあります。そんな患者様のご要望にお応えする為に、ご自宅や入居施設に伺い、歯科治療や口腔ケアを行うのが訪問歯科診療(往診歯科診療)です。
訪問歯科治療の対象者は、歯科医師が医院への外来通院が困難と判断した方に限られますが、歯科医院で行うほとんど全ての治療がご自宅や施設でうける事が可能です。
1. 虫歯、歯周病の治療、予防
2. 入れ歯の作製、修理、調整
3. 口腔ケアで感染症予防 誤嚥性肺炎の予防
4. 摂食嚥下障害のリハビリテーション
◆予防歯科
歯とお口、ひいてはお体の健康の為に、定期検診(3~12ヶ月に一度)を受けられる事をお勧め致します。病気にならない事が一番良い事であるのは言うまでもありませんが、もし虫歯や歯周病等が発症したならば、早期発見・早期治療が最善の治療方法です。
【PMTC(プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング)】
歯科衛生士による歯のクリーニングを行います。歯の表面についたバイオフィルムや虫歯菌、歯周病原因菌を専用の機械を使って除去してきれいにします。
【フッ素塗布】
幼児期特に乳歯萌出直後や、永久歯の萌出直後は歯が柔らかく、虫歯になりやすい状態です。その時期に、定期的(3~4ヶ月に1度)にフッ素塗布を行う事により、歯が虫歯になりにくい硬い歯になります。